公開日:2023/01/19

更新日:2026/02/03

命がけの厨房

独立して3年、豚骨ラーメン一本で勝負してきました。
おかげさまで行列ができる店になりましたが、背脂を大量に使うウチのラーメンは、美味さと引き換えに油汚れとの戦いでもあります。

特に神経を使うのが床でした。
毎日、営業終了後にデッキブラシで擦り、洗剤を流してはいるんです。
でも、豚骨の油って本当にしつこい。
日々の清掃で落としきれない油が層になり、湿気の多い日なんかは、厨房がスケートリンクみたいに滑るんです。

ある日、忙しいランチタイムにアルバイトの子が滑って転んでしまい、熱々のスープを被りそうになる事故がありました。
幸い大事には至りませんでしたが、その時のバイトの子の「店長、ここ怖いです」という一言が胸に刺さりました。
「味を守る前に、従業員の安全を守れていない」そう痛感し、プロの清掃業者を探すことに。
「おそうじ革命」さんを選んだのは、HPにあった「どんな頑固な油汚れも落とす」という力強い言葉と、電話口の担当者さんが「ラーメン屋さんの床ですね、大変さを理解しています」と、こちらの苦労を即座に汲み取ってくれたからでした。

職人のプライドを見た作業風景

見積もりに来てくれた時、担当の方は床を見るなり「これはやりがいがありますね!」とニヤリと笑いました。
嫌な顔一つせず、むしろ闘志を燃やしているような姿に、同じ職人としてのシンパシーを感じました。

当日は夜間の作業をお願いしました。
厨房機器を丁寧に養生し、作業が始まったのですが、その工程の多さに驚きました。
ただ洗剤を撒いて擦るだけではありません。
まずは表面の固まった油の層を、ヘラのような道具で手作業で削っていく。
「いきなり機械をかけると、油が伸びて逆に汚くなるので」と教えてくれました。
この地味で過酷な手作業を、汗だくになりながら黙々と続けてくれる姿には頭が下がりました。

そして、その後に登場したのがポリッシャー。
機械が回るたびに、床の色が変わっていくのが分かります。
真っ黒な汚水がバキュームで吸い取られ、下から現れたのは、開店当初のグレーのコンクリートでした。
「え、ウチの床、こんな色だったっけ?」と、思わず声を上げてしまいました。
エアコンの清掃も同時進行で進み、真っ黒なカビと油の塊がバケツに溜まっていく様子は、ある種のホラーであり、同時に強烈な快感でもありました。

安全性という最大の価値

作業終了後、一番感動したのは見た目の綺麗さもそうですが、足の裏の感覚です。
長靴で歩いた時、以前は「ヌルッ」としていたのが、今は「キュッ!」と音が鳴ります。
しっかりとグリップが効いている。
これなら走っても転ばない。

翌日の営業で、転んだバイトの子が「店長!床が滑りません!凄いです!」と目を輝かせて報告してくれました。
その笑顔を見た時、本当に頼んでよかったと心から思いました。
また、エアコンが綺麗になったおかげか、店内の豚骨臭さが少しマイルドになり、女性のお客様から「空気が綺麗になった気がする」と言われたのも嬉しい誤算でした。

味を追求するのは店主の仕事ですが、その環境を整えるのは清掃のプロの仕事。
今回、数万円の投資で従業員の安全と清潔感を買えたと思えば、これほど安い買い物はありません。
今後は半年に一度、必ず定期清掃をお願いすることに決めました。
油汚れに悩むラーメン屋仲間にも、自信を持っておすすめしています。


この記事は、実際のお客様へのインタビューをもとに「おそうじ革命編集部」が作成しました。